名プレイヤー名監督ならず?出世させるべき人材の見極め方

「名プレイヤー名監督ならず」

スポーツの世界ではよく聞くこの言葉。

実はビジネスでも当てはまることを皆様はご存知でしょうか。

営業マンとしては優秀だったのに、管理職としては今イチ結果が出せない。
有能だった人材が、出世と共に実力不足に見えてしまう。

この様な傾向は多くの企業でよく見られる現象です。

また、会社の売り上げが思い通りに上がらない・・・。

そんな時、上の立場にいる管理職の責任である場合が多く見られます。

管理職がやっていることは正しいのか?
出世している人間は、本当に出世すべき人間だったのか?

その辺りについて、ご説明していきたいと思います。

プレーヤーに求められる能力、管理職に求められる能力

出世する前、即ちプレーヤーである時と、出世後の管理職になった後では、実は求められる能力が違うことを皆様はご存知ですか?

例えば営業職で例えます。

会社の担当者として営業を行っている時と、会社の管理職として業務を行っている時では、求められる内容が全く違うものとなります。
営業担当者は主任以下、管理職は課長以上で考えるとわかりやすいでしょうか。

営業担当者の求められる能力では、下記の様なものです。

・顧客への提案力
・顧客に対しての業務スピード
・社内事務処理のスピード
・上司への報告のスキル
・上司への報告書作成のスキル

一方、管理職で求められる能力は下記の様なものとなります。

・マネジメント能力
・指示力
・情報収集能力
・戦略構築力
・判断力
・報告スキル
・人を見極める力

営業担当者は、個人能力が求められます。
この時点では、個人成績の良い営業マンが評価されます。

これが管理職になるとどうなるのか?

管理職になると、部署の売り上げが評価の対象になります。
即ち、部下を率いて成果を上げる必要が出てくる訳です。

自分のことだけ考えてもやっていける営業担当者と、チームをまとめる必要のある管理職。

求められる能力の違いが、出世させるべき人間を間違うといった事態を引き起こす原因となります。

出世させてはいけない人材

では、どんな人材を出世させ、どんな人材は出世させてはいけないのでしょうか?

まず、出世させてはいけない人材から説明しましょう。

①パワハラ、モラハラの傾向がある
②自分が正しいと思っている傾向が強い
③頑固である
④コンプライアンスへの意識が薄い

何故上記の様な傾向のある人材を出世させてはいけないのか。

それは、

「自分の考えを押し付ける」
「部下の情報を聞かない」
「変化に対応しない」
「不正をしてしまう」

からです。

上にあげた①、②、③の特徴をもつ人間は、自分の考えを高圧的に押し付け、部下の情報を取り入れない傾向があります。
また、自分が正しいと思っている為、他人からのアドバイスも聞かない傾向にあります。

例え過去に自分が優秀な営業担当者だったとしても、そのやり方が将来的に成功するかわかりません。

現代社会は非常に変化が早く、今の常識が5年後、10年後に通用するとは限りません。
その様な時に必要なのは、変化に対応する力です。

変化は、部下である営業担当者が肌で感じやすい傾向があります。
そんな時に大切なのは、部下から情報を正しく収集する能力です。
場合によっては、部下と動向で営業現場に赴く必要もあるでしょう。

自分が絶対だと思い、部下の情報も取り入れなければ、変化を察知する機会も失ってしまいます。
この様な気質、特徴を持つ人は、部署の成績を落とすだけではなく、部下を成長させることができません。
そうなると、将来的な幹部候補が育たないだけではなく、人材が流出する事態にも繋がり、結果的に会社の損失に繋がりかねません。

次に④についてなのですが、現代社会は非常にコンプライアンス遵守の意識が高くなっています。

・偽装
・不透明な資金の使用
・金品横領

など、仕事内容やお金について疑わしい人材がいたら、どれだけ成果を上げていても出世させてはいけません。

現在は内部通報制度などもあり、不正をすれば、多くの場合不正が判明します。

そうなれば会社に悪い影響を与えるのはもちろん、消費者や世間に対しても迷惑をかけてしまいます。

そうならない為にもコンプライアンスへの意識を徹底し、業務に取り組む必要があるでしょう。

出世させるべき人材

次に出世させるべき人材についてお話しします。

出世させるべき人材の傾向としては、下記のものとなります。

①冷静な判断ができる
②柔軟性がある
③実行力がある
④会社の方向性を理解している
⑤コンプライアンスの重要性を理解している。

とにかく、管理職に必要なのは「冷静な判断能力」です。

自分の感情を切り離して、会社の為に何をするのがベストなのか、部下に何を指示するのがベストなのか、それを判断できる人材こそが出世させるべき人材となります。

部下の情報が有益だと思えば、それを受け入れることのできる器の大きさ。
時代の変化に対応することのできる柔軟性。
会社の方向性を理解し、的確な判断、指示を出すことができる能力。
コンプライアンスを部下に意識させ、遵守させる能力。

先ほど説明した出世させてはいけない人材とは、真逆の特徴を持っていると言えるでしょう。

管理職は、今の会社は勿論、未来の会社をつくる存在でなくてはなりません。
当然、部下を成長させることも大切な仕事の一つです。

ですので、部下の評価に対しても感情で決めてはいけません。

冷静に見て、どれだけ会社に貢献してどんな活動をしたのか。
そして、どんな考え方をしているのか。
それを見極めなければいけません。

成果は二の次にして自分の好きな部下の評価を上げる管理職もたまに見られますが、このやり方だと将来的に部署や会社を衰退させるキッカケになってしまうかもしれません。

本当に大切なのは、会社の為に成果を上げた人材を評価し、次に会社を担う人材を引き上げること。

現代社会は、情だけで乗り切れる程甘くはありません。

冷静な判断ができて、変化に対して柔軟に対応できること。
そして、今の会社をつくるだけではなく、未来の会社をつくる人材を育てられること。

これが、今求められている出世させるべき人材像です。

これから、技術の発達によって更にスピードが早くなる時代が来ることが考えられます。

だからこそ、出世させるべき人材を出世させ、より強い組織にすることが大切だと言えそうですね。

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